「内断熱」と「外断熱」の違いってなに?【Vol.9】

住宅 リポート  ,

illust_01

「冬暖かく、夏涼しい暮らし」に欠かせない断熱性能。

文字通り、「熱」を「断つ」ことです。室内の環境を一定に保つためには、外の気象条件による影響を少なくする必要があります。特に、壁や屋根、床から伝わってくる影響を可能な限り抑えなければなりません。このような熱の流れを遮断することを「断熱」といいます。
「断熱」の工法は、大きく分けると「内断熱」と「外断熱」に分けられます。
外側に断熱材を張ることで熱を外から中に伝えにくくする「外断熱」と、断熱材を内側に張る「内断熱」の2種類あります。外断熱では、構造体の外側にパネルタイプなどの断熱材を入れます。それにより外側全体を覆うようにするのです。いっぽう、内断熱では構造の空間部分にグラスウールなどの断熱材を詰めます。この場合は、裏から家全体を包み込むようなイメージだと考えてよいでしょう。

家の断熱基準について
日本の住宅に求められているものは、年々変化してきています。これまで重視されてきた耐震性に加え、住宅の省エネ化も進んできているのが特徴的です。そして、2020年には断熱性にすぐれた住宅の義務化が控えています。つまり、断熱性能のよくない住宅を新築できなくなるということです。それ以降も、エネルギーの消費が少なくてすむ家を建てなければならなくなることが決まっています。高齢化社会に向けても住宅の断熱性は非常に重要な役割を担うと考えられています。以前もヒートショックのお話で紹介しましが、「断熱性能と健康」には密接な関係があるという結果が出ています。


「内断熱」と「外断熱」を比べてみよう!

いろいろと比較されることが多い「内断熱」と「外断熱」。「どちらを選ぶか?」という二択になると、優越を比べてしまいがちですが、予算や地域などを踏まえて総合的に判断する必要があります。

内断熱
木造住宅では、柱と柱の間に断熱材を詰める工法で、在来工法のほとんどが充填断熱工法。グラスウールのほか、プラスチック系の板状断熱材、吹き付け断熱材、天然系繊維断熱材も使われています。

<特徴>
●断熱材は柱や門柱のすき間に入れられる
●外壁は厚くならない
●内断熱工法しか用いられないケースもある

<メリット>
●施工できる工務店が多い
●エアコンなどの空調の適温までの立ち上がりが早い
●ほとんどの断熱材が使用できる
●工事費は一般的で、材料によってコストダウンも可能

<その他の特性>
●セルロースファイバーなど一部の自然素材以外は、施工が悪いと結露が起きやすい
●建物の軸組や構造材の部分は断熱されない
●配線や配管の場所を変えにくい
●柱などの木材の部分で断熱材が切れてしまい、その部分からの熱損失が生じやすい

外断熱
木造住宅では、柱の外側に断熱材を張り付ける外張り断熱工法。耐水性の高いプラスチック系板状断熱材などが使われ、寒冷地や欧米などに多く見られます。

<特徴>
●断熱材は外壁仕上げ材のすぐ裏に設置される
●建物全体を断熱材で包み込む
●防湿性が高い

<メリット>
●部屋に極端な温度差が生じにくく、結露が起きにくい
●構造層が柱で区切られないので欠損がなく、熱損失が少ない
●配管や配線の場所を変更しやすい
●柱などをあらわせるので木の素材感を活かした空間ができる

<その他の特性>
●工務店によっては対応できない場合もある
●外装材に制約がある
●気密性が高いので、換気計画が必要
●工事費は内断熱工法と比べて多少高い

内断熱か、外断熱か、決め手は?
内断熱にするか外断熱にするかの判断の決め手は、「たくさんある断熱材の特徴のどの部分を優先して選ぶか」ということが大事で、ライフスタイルや予算の問題にも関わってきます。納得できる工法を選びましょう。


あわせて読みたい家づくりの記事!

トップに戻る

失敗しない家づくりのコツ、知っていますか?

実際に家を建てる人は、平均で10社分の資料を請求しているといわれています。今、あなたは何社分の資料をお持ちですか?はじめての家づくりガイドなら、一括資料請求がかんたんで手間がかかりません。一括資料請求をして、あとはあなたにあった家づくりを選ぶだけです。ご登録はかんたん!たった1分でできます!

無料の資料請求をする 施主の評判

福島県内の住宅を探す

見学会・イベント


error: Content is protected !!